使い捨てナプキンとの違い

生理期間が、自分のカラダと寄り添う大切な時間になるために。
布ナプキンとは何か、まず触れてみてください。

「使い捨てナプキン」と「布ナプキン」は何がどう違う?

市販で買う一般的な「生理用ナプキン」は、経血を吸収し、ある程度の量になったら汚物入れに捨てる「使い捨て」。通常、1回の月経でだいたい20枚以上のナプキンを使い捨てると言われています。
そんな「使い捨てナプキン、「紙ナプキン」とも呼ばれていますが、吸収体は高分子吸収ポリマーで、肌に触れる面もポリエチレンフィルムや不織布などで、ケミカルにできていることがほとんどで、その素材の多くは、石油からつくられています。 使用されている素材の多くは石油から作られています。一度使ったらゴミとして捨てられます。

一般的な市販の使い捨てナプキンの中身

一般的な市販の使い捨てナプキンの中身

一方、「布ナプキン」はふんわりやわらかな布に経血を吸収させ、それを洗って繰り返し使うもの。ゴミにならないので環境負荷が少なく、なおかつ肌に触れる部分がいつもの下着と一緒なので身体にも安心で、ナチュラルな使い心地が特徴と言えます。
タオル生地、平織生地、縫い糸のすべてにオーガニックコットン100%を使用。

布ナプキン(メイド・イン・アースの場合)

布ナプキン(メイド・イン・アースの場合)

ゴミを出さない布ナプキン

繰り返し洗って使う「布ナプキン」に比べ、一度使うとゴミとして捨てられる「使い捨てナプキン」。そのゴミの量はいったいどのくらいでしょうか。
生理の日、1人1日ナプキンを3~5個使うとすると、そのゴミの量にはこんなに大きな差が生まれます。

1回の生理5日間で使い捨てナプキン約20個 布ナプキン約10枚

生理がある40年間で使い捨てナプキン約9600個 布ナプキン約80枚

日本全体で、1年間でどれくらいのゴミが出るの?使い捨てナプキン年間68億1千万個

日本全国の女性12~50歳の人口はおよお2841万人(2013年のデータより)。一人当たりのナプキンの年間使用枚数を240個とすると、日本では68億1千万個のナプキンが使用されていることになります。
もしも使い捨ての生理用ナプキンをみんなが使ったとすれば、年間5万4547トンのゴミが出る計算です(ナプキン1個8gで計算)。
しかも、一般的な使い捨て生理用ナプキンの主な素材は石油由来のものからつくられています。使い捨てるたびに、地球のたくさんの資源を使っては捨てていることになるのです。もちろん、ゴミを焼却するのも、埋め立てるにも、たくさんのエネルギーを使います。
繰り返し使える「布ナプキン」は、地球の大切な資源を大切に使うことにもつながるのです。