メイドインアース代表・前田剛の
〜オーガニック&エシカル コラム vol.2〜
「私たちは”コットン”を食べている!?」

こんにちは。メイドインアースのブログチームです。メイドインアースを運営する弊社・株式会社チーム・オースリーの代表・前田剛がメルマガ等に書いているショートコラムを、不定期でHP掲載しています。オーガニックコットンの話や、環 […]

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こんにちは。メイドインアースのブログチームです。
メイドインアースを運営する弊社・株式会社チーム・オースリーの代表・前田剛がメルマガ等に書いているショートコラムを、不定期でHP掲載しています。オーガニックコットンの話や、環境の話、耳慣れているけれど今さら聞けないオーガニック&サステイナブル関連のことなど少しずつご紹介していきますので、ぜひご一読ください。


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メイドインアース代表・前田剛の
オーガニック&エシカル コラム vol.2
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第2回目の今回は、「私たちは”コットン”を食べている!?」のお話。前回書いたように、コットンは野菜や果物と同じ植物の仲間です。とは言え、食べるわけではないので、農家さんの手間や効率化などを考えたら、化学農薬や殺虫剤など散布してもいいんじゃないの?って思われがちなのですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

コットンの栽培には通常、化学肥料や殺虫剤、除草剤の他、早く成長を促すための成長促進剤や、成長してからは一定の丈で留めるための成長抑制剤をまきます。加えて、収穫時の効率化を図るために、一斉に綿を弾けさせるための落葉剤(俗に枯葉剤とも呼ばれています)を散布するケースもあります。これらの化学薬剤は、コットン自体が吸収するだけでなく、大気中や土壌にも拡散して、それらは地中に染み込んで雨水とともに河川、湖、海に流れ込んで、環境汚染を招きます。また、農場で働く人や周辺地域の健康にも影響を与えます。私たちが日頃、身につけているコットン製品は自然環境や農業従事者のこういった被害のうえで、出来上がっていると言っても過言ではないでしょう。

それでも、野菜や果物と違って食べるわけではないから、買って使う自分たちには直接影響がないから。。。と思う方も多いかもしれません。ところが、このコットン、実は私たちの食物に深く関わっているのです。収穫したコットンは、まだ繊維の中に種が入っていて、その種をとって(ジニング、綿繰りと呼びます)繊維部分だけを出荷するのですが、余った種は、圧搾して綿実油を作ります。日本のスーパーなどでも販売している食用油です。食用油として売られている他、「植物油」としてお菓子などの原料にも多く使われています。そして、油を搾った後のカスは、牛などの家畜の餌となります。食肉や乳製品となって、まさに私たち人間の食料品として体内に取り込んでいるのです。そういった意味でも、オーガニックコットンを広めていくことはとても重要なのです。

3回目となる次回は、「オーガニックコットンが増えてきた! 世界の最新情報」をお届けしたいと思います。ぜひお楽しみに!

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