メイドインアース代表・前田剛の
〜オーガニック&エシカル コラム vol.3〜
「オーガニックコットンが増えてきた! 世界の最新情報」

こんにちは。こちらのコラムでは、オーガニックコットンの話や、環境の話し、耳慣れているけれど今さら聞けないオーガニック&サステイナブル関連のことなど少しずつご紹介していきます。 -------------------メイド […]

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こんにちは。こちらのコラムでは、オーガニックコットンの話や、環境の話し、耳慣れているけれど今さら聞けないオーガニック&サステイナブル関連のことなど少しずつご紹介していきます。

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メイドインアース代表・前田剛の
オーガニック&エシカル コラム vol.3
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先日、直近のオーガニックコットンの生産量が発表されました(TextileExchange Organic Cotton Market Report 2019)。今回のレポートによると、2017/18の全世界のオーガニックコットンの生産量は、前年2016/17の116,142t(最終訂正データ)に比べて、55.7%も増え、180,871tとなりました。

オーガニックコットンではない通常のコットンの生産量も、2,308万tから2,687万tに増えているので、全体に対する比率は、前年の0.5%から0.67%となっています。まだ1%に満たっていないオーガニックコットンですが、2009/10年度の生産量ピーク(241千t)以降で最大の生産量となりました。

生産量が最も多いインドでは昨年比で144%、2位の中国172%、3位のキルギスタンは278%と大幅な増加となっていて、この3カ国で全体の8割を超える146,425tという生産量となっています。以下、トルコ、タジキスタン、アメリカ、タンザニアまでの7カ国でOC全体の98%を生産しています。

一方、オーガニックコットン農場の面積については、全体で24.7%減、農業従事者数も17%ほどの減少となっています。生産量の増加しているにも関わらず、これらの数字が減少しているのは、オーガニックの認証農場でのカウントについてはコットンだけを栽培していないケースも多いため、最も生産量の多いインドでは間作・輪作農場については、33%の推定間作率を設定した結果と思われます。

前述したとおり、オーガニックコットン生産量はまだまだ1%未満ではありますが、SDGs17のゴールすべてに何らかの形で関わっているオーガニックコットンというサステイナブルな繊維はもっともっと広がっていくのではないでしょうか。私たちメイド・イン・アースをはじめ、長年、オーガニックコットンに携わってきた人や多くの愛用者にとって、明るい未来、可能性を感じさせてくれる素晴らしい結果だと思います。

次回は、メイド・イン・アースが長年取り組んできている「日本の在来種コットン・和綿の栽培レポート」をお届けする予定です。ぜひご一読いただけたらと思います。

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