- コラム
- 2020/12/10
メイドインアース代表・前田剛の
〜オーガニック&エシカル コラム vol.14〜
「オーガニックコットン生産量は3割増加!OC最新レポートお届けします」
オーガニックコットン生産量は3割増加!OC最新レポートお届けします 先日、直近(2018/19)のオーガニックコットンの生産動向が発表されました(TextileExchange Organic Cotton Market […]
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オーガニックコットン生産量は3割増加!OC最新レポートお届けします
先日、直近(2018/19)のオーガニックコットンの生産動向が発表されました(TextileExchange Organic Cotton Market Report 2020)。
今回のレポートによると、2018/19の全世界のオーガニックコットンの生産量は、前年2017/18の182,463t(最終訂正データ)に比べて、31.4%増加の239,787tとなりました。
(年度表記は、収穫期で表すため2018/19のような表記となっています)
コンベンショナル・コットン(オーガニックではない通常のコットン)の生産量は前年より微減の2,568万tとなり、オーガニックコットンの全体に占める割合は、0.93%と、あとわずかで1%に達するところです。
2018/19は、前年の生産量を大きく超え、2009/10年度の生産量ピーク(24万1千t)に迫るところまで増え、この年以降の最大生産量を更新する結果となりました。
また、オーガニックコットンの認定農場の数は、前年より3万9千件増え22万2千農場で前年比21.5%増、認定農地面積も、6万2千ha増えて41万9千haとなり17.6%増となっています。
オーガニックコットンの生産量はもちろんですが、オーガニックコットンを生産する農場の数や土地面積が増えてきていることはとても喜ばしいことですね。
さまざまな気候変動、海洋プラスチックゴミやエネルギー問題などの環境問題に加え、SDGsやサステイナブルへの意識が高まるなか、
今回の新型コロナウイルスのような世界を揺るがす騒動も、私たちがかかえる社会問題、環境問題とけっして切り離して考えることができない問題です。
まだ1%に満たないオーガニックコットンではありますが、環境と暮らしのつながり、生産者と消費者のつながり、をイメージでき、環境や社会を大きく変えていける、とても重要な素材です。
この貴重なアイテムを、安心感とともに皆さまのお手元にお届けしていくことがメイド・イン・アースの大きな使命の一つだと強く感じています。