- コラム
- 2020/12/24
代表・前田剛のコラム vol.16「SDGs・ゴール1〜貧困をなくそう〜」
代表・前田剛の〜オーガニック&エシカル コラム vol.16〜 SDGs・ゴール 1〜貧困をなくそう〜メイド・イン・アースはオーガニックコットン100%のモノづくりを通して、コットン生産地の経済的搾取をなくすことを目指し […]
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代表・前田剛の
〜オーガニック&エシカル コラム vol.16〜
SDGs・ゴール 1〜貧困をなくそう〜
メイド・イン・アースはオーガニックコットン100%のモノづくりを通して、コットン生産地の経済的搾取をなくすことを目指しています
前回に続いて、今回もSDGs(持続可能な開発目標 ー Sustainable Development Goals ー)について書かせていただきます。
メイド・イン・アースでは2020年現在、SDGsの17ゴール、169のターゲットの中から絞り込んだ8つのゴールを掲げてきましたが、
前回の7番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に続いて今回は、1番の「貧困をなくそう」についてのお話です。
2019年3月の国連広報センターの発表によると、健康や教育、水や衛生面など基本的なニーズを満たすことが困難な、極度の貧困の中で生活している人が、世界中で依然として7億人(世界人口の11%)を超えています。
これは、国際貧困ラインとなっている1 日 1 ドル 90 セント未満で生活する人々のことで、そのほとんどが、南アジアやサハラ以南のアフリカで暮らす人たちで、全体の約70%にも及んでいます。
そして、中国やインド、インドネシア、ナイジェリアなどの低中所得国は、全世界の貧困層の約半数を抱えています。
一方、コットンの産地は、中国、インド、アメリカなど90カ国ほどにものぼりますが、生産量の45%以上が中国とインドとなっています。通常のコットン栽培(コンベンショナルコットン)では、化学合成された農薬や殺虫剤、化学肥料などを大量に使用するので、コットン農場周辺の環境への影響だけでなく、農業従事者の経済面、健康面においても大きな負担を与えているので、これらの被害もこういった貧困の地域、住民に集中してしまうのです。
私たちメイド・イン・アースは、1995年のブランドスタートから「純オーガニックコットン製品」と名付けて、オーガニックコットン100%を素材としてきたことで、世界のコットン農場が少しずつでもオーガニックの農場に切り替わり、働く人々や環境へのさまざまな悪影響を改善していけたらという思いでモノづくりをしてまいりました。
オーガニックなモノづくりで、天然コットンの風合いを損なわないことで、これからも、働く人も、環境も、そして使う人も、みんなが安心で心地よくなれるサステナブルな社会を目指していきます。
※「メイド・イン・アースとSDGs〜8つのGOALに向けて〜」についてはこちらをご覧いただければと思います。