6/30のスタッフ3分間「モーニング小話」

～メイド・イン・アースの毎朝の朝礼で
スタッフが話す「日替りショートストーリー」～

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今朝のお話はオンラインショップ担当のフェアティさん。

長い間読書をしていなかったようで

最近、図書館で何冊か本を借りたそうです。

その中の一冊。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。

誰もが一度は読んだことがある名作ですね。

実はこの話、

未完成のまま宮沢賢治は亡くなり、

4回にわたって改稿が行われたそうです。

1～3回目では

ブルカニロという博士の実験で銀河鉄道に乗る夢を

ジョバンニとカムパネルラにみさせていましたが、

最終形に博士はひとつも登場しません。

謎の多い銀河鉄道の夜。

フェアティさんは、はっきりとしない終わり方に、

昔はこのお話ががあまり好きではなかったそう。

大人になって、お子さんに読み聞かせをしているうちに

句読点の位置が独特なことに気づいたり、

銀河鉄道の夜には謎が多いことを知ったり、

どんどん入り込んでいったフェアティさんは

夢にまでこのお話が出てくるそうです！

昔好きではなかったものの、良さがわかると

ひとつ、素敵な大人になったような気がしませんか？

私も早く、ピーマンの美味しさがわかる

素敵な大人になりたい！と思った朝でした。

（書き手：加藤鈴花）