- イベント・レポート
- 2015/12/02
女性の一生と冷え 〜第1回MIE布ナプキンアドバイザー研究コース〜
第1回MIE布ナプキンアドバイザー研究コースで講師としてお迎えしたのは、武蔵小金井市にあるポレポレクリニック院長で心療内科医・漢方医の辻内優子先生。オーガニックコットンに対しての思いも深く、生活の中や診療所の中にも、オー […]
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第1回MIE布ナプキンアドバイザー研究コースで講師としてお迎えしたのは、武蔵小金井市にあるポレポレクリニック院長で心療内科医・漢方医の辻内優子先生。オーガニックコットンに対しての思いも深く、生活の中や診療所の中にも、オーガニックコットンをとり入れているほど。メイド・イン・アースのブランドマネージャーの前田けいこは「MIE布ナプキンアドバイザーのみなさんに、女性のからだと心を知るうえでベースとなる知識をいろいろと提供したい」との思いから、以前より親交のある辻内先生に講師をお願いしました。「心療内科は、心とからだをトータルでみる医療。患者さんの身体面とともに、心理面、社会面、生活環境面を含めて、統合的・総合的に診ていこうとする医学です」と辻内先生。心とからだは本来一つであるという「心身一如」の考えに基づいて、「女性の心とからだ」をテーマに、漢方の話や病気の話をはじめ、ご自身の体験談も交えながらたくさんのお話を聞かせてくださいました。
~講演の内容~
■「病は気から?」
■女性の心身をつかさどる女性ホルモン
■西洋医学にはない「冷え」の概念
■布ナプキンで冷えを防止しよう
■出産は女性の一大イベント
■更年期の乗り越え方
■女性の万能のツボ「三陰交」を温めよう
ユーモアも織り交ぜた辻内先生の講演であっという間に1時間半が過ぎ、質疑応答も盛り上がり、充実した時間になりました。最近は初診の患者さんの受け入れ枠を用意できないほど人気のポレポレクリニックですが、「最近の傾向として、産後うつの方が多くなっています。若い女性が“冷え”を知らずに、心身にトラブルをおこしているケースが増えているように感じます」と辻内先生。女性が初めての生理を迎えるころから、冷やさないことの大切さをきちんと伝えていけたら、と話します。
そして、第2部は、練馬にあるオーガニックカフェfato.のTomoさんこと相原智子さんに、中医学に基づいた食養生の基本をお話ししていただきました。 Tomoさんとの出会いは、fato.cafeで布ナプキンの手作りワークショップが開催された際に、メイド・イン・アースでお手伝いさせていただいたのがきっかけ。それからのご縁で、布ナプキンフェスタなどにもご登壇いただいています。 今回の研究コースでは、季節や体質などのちがいで、どんなものを食べるとおいしくてからだにもよいのか?など、食の大切さを中医学の視点からひもといてくださいました。 講義のあとはみんなでランチタイム。fato.cafeオリジナルの美味しいお弁当をいただきました。目で見ても楽しめる彩りゆたかなお弁当、アドバイザーのみなさんからは、口々に「美味しすぎる!」と大絶賛。満足感いっぱいのランチに、幸せな気持ちの中、研究コースが終了しました。
メイド・イン・アースでは、布ナプキンアドバイザー養成講座を通して、全国各地で女性の心身と生理、冷えないライフスタイルを伝える機会を設けていきます。アドバイザーになった方に向けて、今回のような勉強会もいろいろ企画中です。「布ナプキンアドバイザー養成講座」は年に2回開催していますので、ご興味のある方はぜひご参加くださいね。