これまでも、これからも、オーガニックコットンを通じて世界を伝えてゆきたい。2

メイド・イン・アースを、オーガニックコットンから世界を伝えるメディアに —— 震災以前と以後で、何か変わることはありましたか。 前田けいこ: 「オーガニックコットンを通じて、世界を伝えていこう」。その使命をますます強く感 […]

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メイド・イン・アースを、オーガニックコットンから世界を伝えるメディアに

—— 震災以前と以後で、何か変わることはありましたか。

前田けいこ: 「オーガニックコットンを通じて、世界を伝えていこう」。その使命をますます強く感じています。メイド・イン・アースのオーガニックコットン製品を一度使っていただいた方には、その心地よさや、本物の質感のよさを、きっとお感じになっていただけると思いますが、さらに、オーガニックコットン製品のその先に、生産国の方々の幸せや、私たち自身が幸せで健康になってゆく未来が一直線につながっていることを、もっともっと真剣にお伝えしていきたいと思っています。それは、オーガニックコットン製品だけではなく、布ナプキンや、せっけん生活、日本の森とつながる家具なども同じです。

前田剛: 改めて、震災前と後で、私たちが目指す方向性や、お伝えしたいことに、変わりはないことを確認しました。でも、さらにできることは確実に進めていこうという気持ちを強くしました。

2011年8月1日より、メイド・イン・アースでは、オーガニックコットン製品の製造・加工の全工程をグリーン電力に切り替えました。これまでも2007年から本社と東京・自由が丘と吉祥寺の直営2店舗ではグリーン電力化に取り組んでいましたが、それを全協力工場に広げました。
製造工程といっても、タオル1枚でも織りや精錬、縫製など工程によって協力工場が多岐にわたります。メイド・イン・アースはアイテム数が多いので全ての協力工場に電力の把握をお願いするのはたいへんではありましたが、独自の計算方式を使い、かつ多めにグリーン電力証書を購入することで、全工程のグリーン電力化を実現できました。

そしてまた、私たちはいち生活者でもあります。自分の暮らしのなかで使うエネルギーを、原発や化石燃料に頼らず、自然エネルギーに切り替えたいと強く思うようになりました。いまできる唯一の方法がグリーン電力証書の購入であり、またその門戸を広く一般の方々に開いてゆきたいと考え、メイド・イン・アースでは2012年1月より、個人向けグリーン電力証書の購入システムである「えねぱそ」を販売していきます。これは、グリーン電力証書のパイオニアであるエナジーグリーン(株)と共同で行う事業で、お客様はメイド・イン・アースの直営オンラインショップでカンタンにグリーン電力証書を購入できるようになります。

グリーン電力証書を手にする前田夫妻

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