- メイド・イン・アースがいま考えていること
- 2014/01/24
メイド・イン・アースのCSR
■カンボジア地雷原コットンプロジェクト「WITH PEACE」 カンボジアではベトナム戦争と、その後20年続いた内戦によって、多くの人が苦しみ、傷ついています。面積あたりに埋められている地雷の数は世界一、そ […]
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■カンボジア地雷原コットンプロジェクト「WITH PEACE」
カンボジアではベトナム戦争と、その後20年続いた内戦によって、多くの人が苦しみ、傷ついています。面積あたりに埋められている地雷の数は世界一、その数は400万-600万個とも言われ、2013年10月までに約6万5000人の地雷および爆発性戦争残存物の被害者がいるとされています。
NPO法人Nature Saves Cambodia-Japan(以下、NSCJ)は、地雷原から地雷を除去し、その土地を開墾してオーガニックコットンの畑にすることで、地雷被害者の自立支援、生活向上を目指す活動をしています。メイド・イン・アースは2009年よりNSCJとともにカンボジア地雷原コットンプロジェクト「WITH PEACE」を始めています。地雷原からうまれたオーガニックコットンが、現地の人たちの手によってつむがれ、糸になり、それを現地に自生する植物で染め、一つ一つ、手織りで布をつくる。コットン農家や織り手は地雷被害者やその家族たちで、皆、手に職をもち、経済状況が向上したことで、イキイキと仕事をしています。
2012年には日本貿易振興機構(JETRO:ジェトロ)の2012年度開発輸入企画実証事業で採択され、アイテム数の拡大や現地での技術指導の派遣などを行っています。
「WITH PEACE」はメイド・イン・アースとNSCJのコラボブランドとして、手織りのやさしい質感が好評のクロマー(現地の言葉で「万能布」の意味)の展開から、ウォッシュタオル、フェイスタオル、バスタオル、ランチョンクロスに至るまで、素敵なアイテムを多数取り揃えています。OEMの対応も承っております。また、WITH PEACEアイテム仕入れ1点当たり100円をNSCJに寄付し、プロジェクトの活動を継続的に支援しています。
【関連リンク】
▽カンボジアの現地視察報告 「WITH PEACE」希望のクロマーが届きました!
https://www.made-in-earth.co.jp/news/event-repo/20130201.html
▽新作・新柄・新色40種類以上! 2013年春・WITH PEACEクロマーの魅力に迫る!
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat8/20130208.html
▽エコプロダクツ2012でWITH PEACEの新作発表!
https://www.made-in-earth.co.jp/news/event-repo/ecopro.html
▽表情豊かな美しい綾織のWITH PEACEクロマー 2012年春夏 新登場!
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat8/with_peace2012.html
▽カンボジアから「WITH PEACE」の新作クロマーが届きました。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat8/with_peace.html
▽さっと羽織って、ドレッシーに巻いて。あらゆるシーンに使えるカンボジアクロマー
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat8/post_29.html
▽地雷原の人々の希望をのせたオーガニックコットンのカンボジアクロマー。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/event-repo/post_17.html
■東日本大震災被災地現地交流プロジェクト「LOVE FOR NIPPON」
メイド・イン・アースでは東日本大震災の発災直後から、純オーガニックコットンのタオルや布ナプキンなど生活必需品の支援物資の提供、現地ボランティアなどに取り組んできました。その後、支援の輪を広げていくために、キャンドルアーティストのCandle JUNEさんが主宰する「LOVE FOR NIPPON」とコラボして活動を続けています。
「LOVE FOR NIPPON」では、東日本大震災で被災した東北三県や、原発事故でいまなお仮設住宅暮らしを余儀なくされている方々との交流活動を継続しています。さまざまなアーティストが参加し、オフィシャルグッズの販売や現地でのライブイベントなどを通して支援を続けています。
メイド・イン・アースではSUGIZOさんなどのアーティストとコラボして、カンボジアの手紡ぎ・天然の植物染めの糸でミサンガづくりを行っています。定期的に福島県や宮城県に通い、現地の方々とのミサンガワークショップで語り合い、ともに時間を過ごすことで、私たちが今後も支援活動を続けていく意義をともに考え、寄り添い続けます。
【関連リンク】
▽メイド・イン・アースは被災地の復興と日本の再生に向け全力を尽くします。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat62/post_25.html
▽LOVE FOR NIPPONにかける想い Candle JUNEさん×前田剛
<前編>
https://www.made-in-earth.co.jp/news/mie-interview/20120727talk.html
<後編>
https://www.made-in-earth.co.jp/news/mie-interview/20120803talk.html
■全オーガニックコットン製品・液体せっけんのグリーン電力化 & 個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」の普及
メイド・イン・アースでは地球環境や未来世代に負荷を与えず、持続可能な未来をつくる純オーガニックコットン製品をつくっている企業として、エネルギーも含めてオーガニックを目指しています。メイド・イン・アースでは2007年より、自由が丘店、本社オフィスで、2010年からは2号店・コピス吉祥寺店のグリーン電力化に取り組んでいました。東日本大震災、原発事故を経て、2011年8月1日より、全オーガニックコットン製品と液体せっけんの製造・加工にかかわる工程をグリーン電力でまかなっています。
同時に、グリーン電力証書のパイオニア的存在であるエナジーグリーン(株)と協働し、日本初の個人向けグリーン電力証書「えねぱそ」の企画開発にも携わりました。2012年1月に販売開始した「えねぱそ」を通じて、メイド・イン・アースのお客様にもグリーン電力証書の普及啓発を行い、ならびに自然エネルギー社会の実現を目指した情報窓口としてご活用いただいています。
【関連リンク】
▽オーガニックコットン製品と液体せっけんの製造・加工工程を全てグリーン電力化しました。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat62/post_47.html
▽個人でも確実にできるエネルギーシフト「えねぱそ」を語る
竹村英明さん×前田剛のグリーンエネルギー対談
https://www.made-in-earth.co.jp/news/mie-interview/post_71.html
■国産コットンの普及 「和綿プロジェクト」
いま、コットンの日本での自給率は、工業的データとしては0%です。メイド・イン・アースでは海外産のオーガニックコットンを使い商品づくりを行っていますが、同時に国内のコットンの自給率向上、日本の気候風土に即したコットンの維持、普及を目指していきたいと考えています。
千葉県鴨川市で、30年にわたり日本の在来種のワタと技術を守り伝えてきた、鴨川和棉農園の活動をメイド・イン・アースでは応援しています。鴨川和棉農園では、日本のコットンの歴史や栽培方法、染織技術の研究に始まり、栽培から紡績、織りの実践、綿繰り機や織り機の制作、ワークショップなどを行っています。メイド・イン・アースは鴨川和棉農園とのコラボブランド「有機十割和綿“わ”」を展開し、日本綿ならではのほっこりした風合いと独特の光沢感を生かしたマフラーを製造・販売しております。
毎年5月のアースコットンデーイベント(5月10日をアースコットンデーとしています)では、鴨川和棉農園から提供いただいた和綿の種をお客様に配布してきました。ワタづくりからコットン産業や和綿に想いを馳せていただく取り組みを通じて、全国に和綿の有機栽培のネットワークをつくり、「ワタとヒトのつくりだす輪」を大切にしたものづくりを行っていきます。
【関連リンク】
▽自らワタを育て、紡ぎ、織る。和棉の心をつないで30年。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/locality-factory/post_86.html
■布ナプキンの普及・啓発、モニター制度
メイド・イン・アースの主力アイテム・布ナプキンは、表地、吸収体、縫い糸など純オーガニックコットン100%で、製造工程でも化学的な薬剤の不使用を徹底するなど、ケミカルな要素を排除してつくっています。メイド・イン・アースの布ナプキンは、多くの女性に支持され、生理期間をラクに楽しく過ごす女性が増えています。
メイド・イン・アースでは、初めての生理を迎える少女たちに、布ナプキンという選択肢を知ってほしいと考えています。そのため、小中学校の養護教諭を対象に、布ナプキンのサンプルや、生理の仕組みをわかりやすく示したパンフレットを提供する「布ナプキンモニター」を募集しています。生理の仕組みや布ナプキンの使い方、素材についての講義や、純オーガニックコットンのハンカチからつくる布ナプキンの手づくりワークショップの出張講座も行っています。今後は、大学の教員養成過程で子どもへの教育を志す大学生たちにも対象を広げていきます。これまで全国の80の学校にサンプルを提供し、メイド・イン・アースのパンフレットを初経指導に使っている学校もあります。
小学校での初経指導や、小中学校での保健の授業で、あるいは学校の保健室に生理痛でかけこんでくる少女たちに、生理を経験するなかで、女性特有の自然なカラダのサイクルを感じ、自分を大切にする心を育んでもらうことを目的にしています。また、子どもたちに限らず、民間企業やお店などでも、布ナプキンの講座や手づくりワークショップなども開催しています。
【関連リンク】
▽子どもたちに伝えたい「布ナプキン」 学校向け出張講座
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat12/nunonapkouza.html
▽初めての生理こそ、布ナプ。少女たちの健やかな心身を育む
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat12/20120928ki.html
▽布ナプキンを手作りしよう
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat12/post_34.html
▽はじめて生理を迎える少女たちに、布ナプキンのやさしさを。
https://www.made-in-earth.co.jp/news/cat12/post_26.html