布ナプキンは、使ったら洗って、干して、繰り返し使うのが基本です。布ナプキンをお洗濯する際に見る経血の色は、ある種の新鮮なインパクトがあります。そして、きれいに汚れが落ちるのかも心配ですよね……。でも、メイド・イン・アースのお洗濯グッズがあれば大丈夫！　驚くほどキレイに汚れが落ちます。Q&Aシリーズ第3回は、お洗濯と気になるゴミの問題について。

Q9「経血の汚れを落とすのは大変じゃないの？」

経血とは、子宮が赤ちゃんを迎えいれるための栄養たっぷりのお布団のようなもので、主成分は血液です。色は赤く、時に黒みがかることがありますが、この汚れがショーツなどに付着して、落とすのに苦労した経験は誰もがお持ちではないでしょうか。一日数枚使う布ナプキンのお洗濯は大変そう……と、二の足を踏む人も少なからずいるようです。

経血汚れの洗濯は、最初からせっけんなどで汚れを落とそうとせず、水かぬるま湯につけ置きして、汚れをゆるませてから洗うのが基本。その際、メイド・イン・アースの布ナプキンつけ置き用洗剤“ウォッシュヘルパー”を溶かした水に数時間つけ置きすると、汚れがゆるんでキレイに落ちます。“ウォッシュヘルパー”の成分は炭酸ナトリウムで、血液などのタンパク汚れや皮脂など脂性の汚れをゆるませる働きがあります。汚れがゆるんだ布ナプキンを水で流して洗うとあら不思議！きれいさっぱり汚れが落ちているので驚くはずですよ。「“ウォッシュヘルパー”を使うと気持ちよいほど汚れがよく落ちるので、ストレス解消になる」なんて声もあるほど。汚れ落ちが十分でない場合は、“メイド・イン・アースの液体せっけん”などでもみ洗いすれば万全です。その後はほかのお洗濯物と一緒に洗濯機にいれ、十分に脱水してから太陽に当てて乾かします。

血液は40℃以上で凝固する性質があるため、必ず水かぬるま湯を使うようにしてください。合成洗剤や漂白剤を使うと繊維が固くなってしまい、せっかくのオーガニックコットンのふわふわ感が損なわれてしまうので、極力、純せっけんのご使用をおすすめします。純せっけんであれば排水の環境負荷が小さく、肌への負担も少ないのがうれしいですね。その他にも、抗菌効果のある精油などを足すなど、自分なりの工夫を楽しんでもいいですね。ほかにもメイド・イン・アースでは、そのまま火にかけて煮沸消毒ができるお洗濯用のホーローポットもご用意しています。底面にメイド・イン・アースのヴィジュアルアーティスト・福田勝氏による可愛いキャラクターが描かれていて、楽しい気分でお洗濯ができますよ。

Q10「布ナプキンを外に干すのは抵抗があるのだけど……」

ホルダー付きの布ナプキンは、「いかにも生理用ナプキン！」という形状をしているので、外に干すのはちょっぴり恥ずかしいという方もいるかもしれません。そんな方は、下着を干す時と同じように、ピンチハンガーの外側にタオルなどを干して、内側に配置するなどして工夫しましょう。三つ折布ナプキンは広げると四角く、ハンカチくらいの大きさなので、一見すると布ナプキンだとわかりにくく、干すのにも抵抗がないようです。
布ナプキンはできるだけ太陽の光に当てて干すようにしましょう。日光消毒にもなりますし、オーガニックコットンの繊維がふっくらと戻ってくるため、よい風合いを保つことができます。
なお、布ナプキンに限らず、メイド・イン・アースの商品は防縮加工を施していないため、洗った後にちょうどいいサイズになるよう、あらかじめ少し大きめにつくっています。また、天然のオーガニックコットンは油分をたっぷり含んでいて使い始めは吸収性が弱いため、初めて使う前に一度せっけんでお洗濯をしてから使い始めましょう。

Q11「ホントにゴミが出ないんですか？」

使い捨てナプキンの場合、平均して、1回の生理で約20個、1年間で240個のナプキンを使用します。使い捨てナプキンの重さを1個8グラムとし、12〜50才の日本人女性人口（3172万人）で計算すると、1年間に約6万トンものごみが出る計算です。
生理中のゴミ捨てが憂鬱だと感じる女性も少なくありません。ゴミ袋の中身が見えないよう専用の不透明なゴミ袋を用意したり、捨てるたびに酸化した血液特有のツンとしたにおいを嗅いだり、家族や近隣にわからないように捨てる手間がかかります。生理用品を買う時、外から見えないようわざわざ紙袋で覆ってもらうのも面倒ですし、ゴミも増えますね。
布ナプキンは大事に使えば5年以上使えます。使えなくなるまで生理由来のゴミが出ることはありません。強いて言えばお洗濯時の排水くらい。“ウォッシュヘルパー”を使えば少量の水につけ置くだけでキレイになるので、水を大量に使うこともありません。
また、一般的な使い捨てナプキンの材料は、ほとんどが石油由来の石油化学製品です。環境面でいえば、ゴミのことだけでなく、オーガニックコットンの栽培そのものも、化学肥料や農薬を使わないため環境負荷が少ないこと、そのことで生産者の健康や生活を守る役目を果たしているということも、ぜひ知ってもらいたいことのひとつです。メイド・イン・アースの布ナプキンは、それを使うユーザーも、コットンを栽培している生産者も、みんながハッピーになれるアイテムなのです。

Q12「何年くらい使えますか？」

メイド・イン・アースの布ナプキンは、大切に扱えば5年くらいはゆうに使うことができます。替え時は使用感がイマイチだと感じるようになった時。下着など衣類と同じく、長年使えば生地がゴワゴワしてきたり、へたってくることがあります。そんな時は、新しいものに買い替えていただくことをおススメします。
「可愛い柄の布ナプキンがほしい！」など、お客様から寄せられた声を参考に、メイド・イン・アースではキュートな星柄やハート柄、ボーダー柄のホルダータイプの布ナプキンを開発してきました。「おりものシートがほしい」という声にお応えして発売したリトル布ナプキンは、量が少ない日やおりもの用として、また化繊の下着でも心地よく着用できるお助けアイテムとして多くのお客様にご愛用いただいている大人気アイテムです。柄や布のタイプを変えた5種類を用意しており、やわらかくて温かい起毛、ふんわりしたパイル、さらりとした平織生地など、お好みの布地を選んでいただけます。
今後もお客様のご意見を参考にしながら、より使い勝手のよい布ナプキンを提案していきますので、お楽しみに！

次回は、「布ナプキンで変わるカラダと心」についてお話します！

布ナプQ&A　その1・初心者編へ！
Q1「布ナプキンって何？」
Q2「どんな形をしているの？」「何種類くらいあるの？」
Q3「お洗濯はめんどくさくないの？」
Q4「とはいえ、においが心配です」

布ナプQ&A　その2・モレ＆ズレ編へ！
Q5「経血がモレないか不安です」
Q6「防水布を使用しないのはどうしてですか？」
Q7「歩いたり運動してズレたり、落ちたりする心配はないの？」
Q8「持ち運びはどうしているの？」

布ナプキンについての疑問・質問をオンラインで語り合う場として、facebookページ「ようこそ！布ナプキン」を開設しました。どんな小さなことでも遠慮なくお問い合わせくださいね。

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