三者三様の使い方に笑い、共感、驚き!
布ナプキンユーザー座談会【前編】

参加メンバー ・ ミホさん(30代後半:主婦)布ナプキン使用歴1年半 ・ ミカさん(40代前半:主婦)布ナプキン使用歴半年 ・ トモコさん(30代前半:会社員)布ナプキン使用歴1年 ・ 前田けいこ(メイド・イン・アース取 […]

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参加メンバー
・ ミホさん(30代後半:主婦)布ナプキン使用歴1年半
・ ミカさん(40代前半:主婦)布ナプキン使用歴半年
・ トモコさん(30代前半:会社員)布ナプキン使用歴1年
・ 前田けいこ(メイド・イン・アース取締役)
・ 奥田智代(メイド・イン・アース制作・デザイン担当)
(聞き手/キタハラマドカ メイド・イン・アースプレス担当)

■「布ナプキンなんて信じられない!」と思っていた

—— みなさんが布ナプキンを知ったのはどういったきっかけでしたか?

ミホさん: 私が布ナプキンの存在を知ったのは、いまから10年くらい前でしょうか。友人に聞いて「えー、布の生理用ナプキン? まさか! 信じられない!」というのが本音でした(笑)。
7年前に長女を出産するまでは、ハードな職場で働いていたし、ナチュラルとは無縁な生活を送っていたのですが、長女が生まれて専業主婦になって、3歳になって入園した幼稚園のお母さんたちに自然育児を実践している人たちが多くて、布ナプキンっていいよ、って勧められるようになりました。でも、その時はまだ使えなかったんですね。
1年半前、次女が幼稚園に通うようになり、時間に余裕が出てきたころ、親しくしている友人がメイド・イン・アースの布ナプキンを使っていて、体調の変化をつぶさに知らせてくれ、「そんなにいいなら使ってみようかな」と。布ナプキンの存在を知ってから使うまで、8年以上もかかっています(笑)。

 

座談会はリンツショコラカフェ自由が丘店で。終始、和気あいあいとした雰囲気で進んだ

ミカさん: 私には2歳の娘がいるのですが、妊娠前までは忙しく働いていて、夜中に帰ってきてそれから食事をつくって食べるような、ひどい生活をしていました。だから健康状態も悪くて、生理痛もひどくて……。

妊娠をきっかけに助産院に通い始めて、その時に布ナプキンを使っていた妊婦さんが結構多かったんです。それで、布ナプキンに対する興味がどんどんふくらんでいき、「生理が再開したら布ナプキンを使ってみたい!」と思って、いろんなブランドの布ナプキンを買い集めていたんです。
出産後、ようやく生理が再開して半年、いまは布ナプキン生活を楽しんでいます。

Tomokoさんが最初に使った「布ナプキンお試しセット」

トモコさん: 私は趣味でヨガをやっていて、ヨガ雑誌で布ナプキンが特集されていたのを見て、「こんなのあるんだ」って興味を持って。当時は九州に住んでいたので、布ナプキンの専門店がなく実際に手にとって見ることもできなかったので、使う機会がありませんでした。
1年前の秋、東京に越してきて、自由が丘に買い物に来た時に、メイド・イン・アースのお店を見つけてそこで布ナプキンを手にとってみたんです。そしたら、すごくやわらかくて、気持ちよくて。「布ナプキンお試しセット」を買って試してみたら、ものすごくよくって。それ以来のファンです。

■「ビニールみたいな感じ」「固くてゴワゴワ」な使い捨てナプキン

—— 布ナプキンを使う前は、生理で何かトラブルはありましたか?

ミカさん: PMS(月経前症候群)がひどくって、家族は「嵐が過ぎ去るのを待つ!」ってくらい、イライラしていました(笑)。生理が始まってから「PMSだったのか」と気づくような感じで。
それから、生理不順で、2カ月に1回しか来なかったり、1カ月くらい少量の経血が出続けるようなことも。いま思えば忙しく仕事をしている時で、ストレスがあったのかもしれません。

市販の使い捨てナプキンに使われている素材

ミホさん: 私は生理前後の頭痛がひどくて、生理前から3日目くらいまで、数日間鎮痛剤が必要になるくらいでした。

それから、因果関係はわからないのですが、結婚後なかなか子どもを授からなかったんです。生理と関係があるのかどうか、いまとなっては興味があります。

トモコさん: 生理が来ると気分が重く、憂鬱になっていました。生理中はいつもお尻に違和感があり、かゆみも……。

—— 市販の使い捨てナプキンによる肌トラブルは多くの方からお聞きする声の一つですが、皆さんはどうでしたか?

メイド・イン・アースの布ナプキンは純オーガニックコットン100%

トモコさん: いつも異物を当てている感じで、「サラサラ」タイプの使い捨てナプキンを選んでも、なんだか気持ちが悪かったです。

ミホさん: 「サラサラ」という宣伝文句で買ってみても、どれもあまり変わらないというか。それから、使い捨てナプキンがどんどん薄くなっていって、異物感があって、気持ち悪かったな。

ミカさん: ホント、薄いナプキンほど固くて、ビニールをつけているみたいでした。いろんなメーカーの使い捨てナプキンを試しましたが、どれもしっくりこなくて、「カラダのためにつくられているんじゃなくて、“モレない”“薄くて軽い”という機能追求の商品なんだなあ」って思っていました。
でも、市販のナプキンは、モレはほとんどなかったです。羽根つきを使っていれば大丈夫、というか。

ミホさん: 確かに、仕事をしていて長時間席を立てないような時には、モレないナプキンはありがたかったですが、逆に長時間取り替えなくてなぜ大丈夫なのか? という疑問もありました。

トモコさん: 私は、羽根つきでないと安心できないタイプで。夜は特にモレが心配なので、長くて厚いナプキンを使っていました。
でも、羽根の部分がすれて、いつも違和感を覚えていたんです。どうしてもそれが気持ち悪かったな、って。

■使い捨てナプキンの処理は意外と面倒!

ミホさん: 夜用って、すごく大きくて、捨てるのが大変だった。夜用を1個丸めてサニタリーボックスに入れると、それでいっぱいになっちゃって(笑)。

ミカさん: 私の家ではサニタリーボックスは使っていなくて、毎回ビニール袋に入れて燃えるゴミ用のゴミ箱に捨てていました。使用済みの使い捨てナプキンって、絶対に他人に見られたくない、存在を知られたくないものって印象で、誰にも見られないようそそくさと捨てていました。

トモコさん: デパートや公衆トイレでナプキンを替えるのに抵抗がありました。ふたがないサニタリーボックスだと、他人の使ったナプキンを目にすることもありますし、においも気になります。必ずしも全ての方のマナーがよいわけではないので、他人の経血がついたナプキンが目の前にあると、切なくなってしまって……。

「生理のことを明るく楽しく話せるようになったのは、布ナプキンに変えてから」と、皆さんは口をそろえた

ミホさん: お友達の家に遊びに行って、そこにサニタリーボックスがないと、どうやって持ち帰ろうか、苦労しますよね。いつもビニール袋を持ち歩いているわけでもないし……。それで、外出の時は頻繁に取り替えることができなくて、経血のついたナプキンをつけたまま、気持ち悪い状態が長く続くことも多かったです。

それから、「汚物入れ」って名前もよくないですよね。いかにも「ケガレ」って感じで。使い捨てナプキンを処理する時は、「汚いものを捨てる」という感覚が染み込んでいて、生理に対する印象が悪かったです。布ナプキン生活を始めて、その意識が変わったのが大きかったな。

■布ナプキンって、全然モレない!

—— ここまでお話を聞いていると、みなさんとても「モレ」に対する不安が大きかったようですね。使い捨てナプキンはモレない、だから長時間つけていて、不快になったり、肌トラブルも感じている。それが、布ナプキンを使い始めて、どう変わりましたか?

トモコさん: 最初は、布ナプキンを使ってどうなるかは、まったく想像できませんでした。やっぱり、どうしてもモレに対する不安があって。だから、初めての時は、使い捨てナプキンの上に布ナプキンをセットしました。それでも1回目の交換の時はドキドキ(笑)。
ところが、使ってみてびっくりしたのは、布ナプキンってこまめに取り替えれば全然モレないんですね! それがわかって安心して布ナプ生活を始められました。
初めて使ったのは去年の11月なのですが、ともかくあったかくて、安心感があって、ほっとしたのを覚えています。

ミホさん: お風呂あがりに洗いざらしの肌着を身に着けた時の気持ちよさを、ナプキンを替えるたびに味わえるのが、布ナプキンの魅力ですよね。
私は、初めてつけた時に、「あったかい!」って思いました。使い捨てナプキンと比べるとずいぶん厚みがありますが、まったく気にならず、むしろ落ち着きと安心感を覚えて。あんまり気持ちよくて替える度に幸せな気持ちになるのですが、同時にわき上がって来る思いが、「なんで子どもたちに布おむつを使って上げなかったんだろう!」っていう後悔! こんなに気持ちがよいなら、赤ちゃんだってそうなんだろうな、使ってあげればよかったな、って。

ミカさん: 私は妊娠中に布ナプキンを知って、使ってみたくて、いろいろなショップで布ナプキンを買い集めていました。お買い物は楽しいし、布ナプキンはかわいくて、さわっていてほっとします。早く使ってみたくて、生理が再開するのを心待ちにしていました。
そして、待望の生理がやってきて(笑)、私も最初はトモコさんと同じように、使い捨てナプキンと併用しながら布ナプキンを使っていました。最初につけた時は「分厚いなあ、おむつみたい(笑)」って思いましたが、肌の心地はものすごくよくて、あったかい。カラダも温まってくるのを感じました。
特にメイド・イン・アースの布ナプキンは、肌ざわりが最高です。私は吉祥寺店で買い物をするのですが、お店のスタッフの方もていねいで、布ナプキンのことを詳しく教えてくれて、すごく感じがいいですね。

トモコさん: 使い捨てナプキンって、経血がカラダから出る時に、何とも言えないイヤ〜な感じがあるのですが、布ナプキンは経血が気持ちよく布になじんでいきますよね。経血がどのくらい出ているのかわかるようになって、自分で感覚をつかめるようになってきているというか。
私、布ナプキンに変えてから、まったくモレなくなったんです。使い捨てナプキンを使っていた時のほうがむしろモレていて、布ナプキンではコントロールできるようになって、いまのところ完璧。もしモレで迷っている人がいたら、大丈夫だよ、むしろモレないよ、って教えてあげたいです。

(取材協力:リンツショコラカフェ自由が丘店)

座談会参加メンバーのMihoさん、Mikaさん、Tomokoさんと、メイド・イン・アースの前田けいこ・奥田智代

後編に続く

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